さて、2日目のダイビングです。
今日はアニラオからスピードボートで約1時間半かけてプエルトガレラまで遠征です。
プエルトガレラは半島になっていてちょっとしたリゾートなんです。
西洋人が多く、洋食も美味しい、ダイビングも盛んな所です。
1本目はキャニオンというポイントです。
ケーブ有り、そびえ立つキャニオンはダイナミックで大物も多く出るポイントです。
私も大好きなポイントで今回は何が出るかな~なんて期待に胸を膨らませていました。
しかし、このキャニオンであのような事が起こるとは
エントリーした時点では思いもよりませんでした。
エントリーしてすぐにたどり着くのがケーブです。
皆、このケーブをくぐってからキャニオンに向かうのですが…
この日は流れがあり、写真を見ても解る通り透明度も悪かったです。
これは筒井イントラですね。御覧のように流れがありケーブから出るのも
大変でした。ケーブの中に引きずり込まれるといった具合でした。
そして、ケーブから出てキャニオンに向かう水底移動中でした。
急に強い流れが来てフィンキックしてもどんどん後ろに流される
状態になり、片手で岩にしがみついてたのですが、もうすごい流れで
カメラを手放しそうになったくらいです。
ナンヨウツバメウオ
このような事はよくあることなんですが、気がつくと周りに誰もおらず透明度も悪い。
しかも相当キックしたので心臓はバクバクしてるし、相変わらず流れは収まらない、
で、自分でも良く解らなかったんですが、急に心細くなったというか、怖くなったというか不安になったんです。
すると、もう上に上がりたくなってしまって、その衝動が収まらないんです。
自分では落ち着けと言い聞かしてるんですが、もう1人の自分が上がりたいと。
岩に捕まりながらその葛藤を何分位続けてたでしょうか。
アカハタ
結局筒井イントラが見つけてくれ、事なきを得たのですが…
何かあればとにかく落ち着く事。深呼吸して慌てない、息をしている事を
忘れない。初心を思い出させてくれた1本でした。
この写真は流れから出てキャニオンにたどり着いた時に撮った1枚です。
このコショウダイも流れから非難してきたのだろうと思います。
御覧のように出来はよくない、はっきり言って失敗作です。
流れの中でストロボのアームを畳んでしまい、それを広げのを忘れたために
ハレーションしてます。
でも、貴重な経験をした記念に載せようとおもいます。
そんなわけで1本目は写真が少ないんです…(泣)
さて、気を取り直して2本目です。
サバンレックもガレラでは好きなポイントです。
沈船と砂地のポイントで、沈船は形を綺麗に保ってます。
そして砂地には色んなハゼがたくさんいます。
メタリックシュリンプゴビー
この名前がかっこいいですよね!なんか機械チックで良し。
ハチマキダテハゼ
ど根性カエルの梅さんですね!
オトメハゼ
さらに砂地には定番のカレイなんかもいます。
モンダルマガレイ
イイジマフクロウニは良く見ると紫が凄く綺麗なんです。
カミソリウオの親子でしょうか?本当に擬態上手です。
ガレラからアニラオに戻る途中、バフラと言うポイントでもう1本です。
彼は地元ガイドのマッコイ君です。
何やら手に持っていますが…
次の瞬間、大爆発!
タコだったんですねえ。
良い子の皆は真似しちゃ駄目だよ!
天気も曇って来て、水中は相当暗かったんですが、
それにしてももう少し絞りを開けた方がよかったなあ。
へたくそ。
これも。絞りすぎ。
これは友人のたっきい。
こう見えてもテックダイブのイントラなんです。
そして、阪神タイガースウミウシ
丸々と太った
ハナミノカサゴ。
ところでミノカサゴって美味しいんですかねえ?
カサゴって言うくらいだから、煮つけとかいいかも知れないけど。
誰か食べた事ある人教えて下さい。
好きな被写体の一つ、
モンハナシャコ。いると必ずシャッター切ってしまいます。
実は私、相当なウツボ好きなんです。生まれが三重県の伊勢なんで子供の時から遊びと言えば素潜りで魚やアワビなんか捕ってたんですが、その時からのウツボ好き。
親父がウツボを突いてくると興奮したなあ。写真は
クモウツボ。
ハナビラクマノミ
こんなベットで寝ると気持ちいいでしょうね。
という訳で大変な1日でした。
流れがトラウマみたいになって、写真にも集中できませんでした。。。。
明日は次のページで。↓